測定:温度・湿度・照度 注:照度は数値ではなく明るい / やや暗い / 暗いだけ
単体:赤外線リモコン機器の操作・Wi-Fi経由での遠隔操作・温湿度のスマホ表示等
連携:無
PC周辺機器では知る人ぞ知る老舗(1983年設立)、大阪に本社がある ラトックシステム株式会社 の製品です。
この製品の特長として、赤外線リモコンで操作する機器をスマホからの操作や Amazon alexa / Google home 等の音声操作に対応させる機能に加え、単体で温度・湿度・照度の測定が可能です。
又、日本メーカーだけあって赤外線リモコンのプリセットが豊富です。
メジャーなメーカーならほとんどの製品が網羅されているので、操作したい機器のリモコンがなくても登録が可能です(メーカーHPにプリセットの一覧があるので予め対応有無の確認ができます)。
スペックは以下の通りです。
・範囲:0~40℃ / 20~80%
・精度:不明(非開示)
・電源:USB
登録はスマホのアプリから行います。
温湿度が設定以上/以下になると通知する事もできます(外出先で通知を受ける為には屋外設定を有効にする必要があります)。
競合との比較で言えば、SwitchBot ハブ ミニ と SwitchBot 温湿度計 を足して液晶表示を省いたイメージになります。
それだけ聞くと表示が必要ないなら RS-WFIREX4 の方が優れているように思えますが、実際使ってみると不便さを感じる事があります。
①温湿度はその時の数値が表示されるだけ
本体・スマホへのローカル保存という機能がなく、アカウントを取得してもクラウドに保存という機能もないのでグラフ化やデータ出力は一切できません。
②温湿度の測定場所に制約を受ける
設置場所の温湿度を測定するのですが、赤外線リモコンとして利用する場合は操作したい機器との間に障害物がない場所に設置する必要がある為、結果的に測定場所は自由に選べません。
③時々動作が不安定でリセット動作が必要になる
これは環境に依存する可能性があるので RS-WFIREX4 のせいとは限りませんが、時々「他の製品がアクセスしている」と操作を受け付けなくなり、一旦電源OFFにすると直ります(スマホアプリからは再起動できないので外出中だと帰宅するまで何もできない)。
価格は変動しますが投稿時点のAmazonだと
・RS-WFIREX4 :5,755円
・SwitchBot ハブ ミニ:3,980円
・SwitchBot 温湿度計 :1,980円
とほとんど差がありません(温湿度を測定する場所を増やす場合、Switchbotは温湿度計だけを買い足せばいいので導入する為の価格差は開きます)。
ラトックシステム株式会社は日本メーカーという安心感がありますし、同社のHDD外付けケース等を昔から愛用しているので頑張ってほしいところではありますが、似たような製品が多々ある中ではどうしても見劣りしてしまうのが残念なところです。
又、温湿度の精度を開示しておらず、前モデル(RS-WFIREX3)では照度を数値で表示していたのにこのモデルでは3段階の目安に退化している点は改善を期待します。
前後しますが、ここからは本体のご紹介です。
通信は以下の規格に対応しています。
・Wi-Fi(2.4GHz) IEEE802.11b/g/n
・赤外線 注:リモコン機能としてのみで、スマホとの通信はできない
赤外線に関しては見通し距離で約30mと謳っていますので、部屋が学校の体育館みたいな広さでもない限り問題ないと思います。
内容物は本体・USBケーブル・説明書です。
取付用のネジや両面テープは付属していません。
個人的なマイナスポイントとして、何故フラットケーブルなのか・・・
サイズは45mm×45mmの正方形、光沢の白色です。
穴にネジで固定する事を想定しているので、取付けると45°の角度になります。
質量は17g(実測値・本体のみ)です。
奥行は15mmです。
給電はMicroUSB、リセットスイッチと動作状態表示用LEDがあります。
壁に取付けた場合少し隙間ができるよう突起やシリコンのスペーサーがあります。
スリットがある事から放熱目的だと思われますので、柔らかい壁に取付けるのは避けた方が良いように思います。
技適(日本):018-180377
地味にうれしい点としてMACアドレスが印字されています。
Wi-FiをMACアドレスフィルタリングで運用している場合、先にMACアドレスを登録しないと接続できないので印字してあると作業が楽です。
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