測定:消費電力・電圧・電流
単体:スマホでのグラフ表示とCSVデータの出力・接続機器のON/OFF
連携:無
1983年に設立された ラトックシステム株式会社 の製品です。
ちなみにこの会社はカタカタ社名で外資系に見えますが日本メーカーです。
この製品はスマートプラグというよりもどちらかと言えば消費電力測定機器(ワットチェッカー)に接続機器のON/OFF(スマートプラグ)機能を追加したイメージです。
消費電力測定機器は液晶表示が基本ですが、この製品は本体による表示を一切捨ててスマホでの表示のみ・・・若干利便性に劣ります。
ただ、スマホに特化する事でグラフ表示でも可能な上、CSVデータを出力できるという大きなメリットがあります。
スペックは以下の通りです。
・範囲:100V/15A以下(消費電力1,500W以下)
・精度:不明(非開示)
・環境:10~40℃ / 20~80%(結露してない事)
登録はスマホのアプリから行います。
後述するCO2排出量や電気料金の設定や、保存したCSVデータの確認もこの画面からです。
接続機器のON/OFFと測定開始/停止を操作できます。
又、消費電力を設定しその数値を超えると通知する機能もあります。
内容物は本体・説明書です。
背面です。
表示は数値とグラフで、リアルタイム・時間・日・月と色々な尺度が選択可能です。
項目としては
・消費電力
・電圧
・電流
・消費電力量
・CO2排出量
・電気料金
等がありますが、電圧・電流以外は計算で算出されています。
CSVデータはこんな感じで出力されるので、PCでグラフにしたりログとして利用できます。
この製品の特長の一つはCSVデータの出力が可能な事ですが、色々と制限があります。
まず、本体メモリの制約で測定間隔毎に保存できる期間が決まっています。
・時間:1分 単位で約 1 日分
・日 :1時間単位で約 2ヵ月分
・月 :1日 単位で約50ヵ月分
なので、長期的なデータを出力したい場合は大雑把な平均値になってしまいます。
又、リアルタイムデータ(1秒単位)も出力可能ですが、スマホで測定中のグラフを表示させている間だけという制限があります。
色々と試しましたが、アプリの測定画面が表示された状態じゃないと測定がストップするようです。
なお、スリープを解除して試したところ、最大10分までCSVデータが出力できました。
前後しますが、ここからは本体のご紹介です。
通信は以下の規格に対応しています。
・Wi-Fi(2.4GHz) IEEE802.11b/g/n
スマホ1つで7台まで接続できるようです。
サイズは95mm×55mmで、多少凸凹はありますが長方形のブロックです。
質量は121.5g(実測値)です。
奥行は37mm(電極プラグ除く)です。
技適(日本):201-152863
台湾 AzureWave Technologies, Inc. 製の AW-CU300 というWi-Fiモジュールを搭載しており、技適はそのモジュールで同社が取得したものです。
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