型式:SP90
測定:電圧・電流・消費電力・消費電力量 ※簡易的(後述有)
単体:スマホでの接続機器ON/OFF・Wi-Fi経由での遠隔操作・スケジュール動作等
(Amazon alexa / Google home 等の音声操作にも対応)
連携:センサーとの連動等 ※別途対応機器が必要
スマートホーム機器では1歩抜きん出ている感のあるSwitchBotシリーズです。
(海外公式:switch-bot.com / 日本公式:switchbot.jp)
機能は単純で電気製品とコンセントの間に取付けてWi-Fi経由でON/OFFを可能にします。
スペックは以下の通りです。
・範囲:100~220V/1,500W以下
・環境:0~55℃
対応する電圧範囲が広く世界中のほとんどの国で(コンセントの形状合えば)使用できる上に、55℃まで動作保証しているのはちょっとビックリです。
但し、消費電力に関しては制限があります。
1,400W以上:60分で自動OFF
1,500W以上:即時OFF
いずれの場合も再度のONは手動(プッシュボタン)操作が必要で、遠隔やタイマー・スケジュール・シーンで再度のONはできません。
SwitchBot プラグの問題ではなく単に安全性に考慮した仕様だと思います。
この製品の購入を考える上でポイントはプラグの形状です。
他社製のプラグには左右非対称の製品がありますが、SwitchBot プラグは左右対称なので日本のコンセントや延長コード・タップ類のどれでも使えます。
で、SwitchBot プラグがよく考えられているのは、差し込む穴はこんな感じで左右非対称になっています。
つまり、左右対称なので日本のどんなコンセントでも使えて、左右非対称の穴でどんな電気機器でも使えるようになっています。
そうそう、左右非対称プラグの製品に対してAmazonのレビューで「日本で売るのに左右非対称で使えない製品だ」「不良品だ」みたいなコメントを見かけますが、勘違いです。
左右非対称プラグは日本の正規の規格です・・・が、電気機器のプラグは左右対称がほとんどだし、向きに関係なく動くので誰も気にしてないだけです。
壁のコンセントは基本的に左右非対称になっていると思いますし、実際は向きがあります。
アプリの画面では登録したSwitchBotシリーズがタイル状に表示されます。
ON/OFFはこの画面でプラグの画像をタッチします。
登録したプラグの画面です(この画面ではON/OFFの操作ができません)。
スケジュール設定です。
遅延実行(タイマー)です。
消費電力量の確認ができます。
よく見ると、電圧・電流・消費電力も表示があります。
そもそも消費電力量の算出には消費電力の値が必要で、その算出には電圧・電流の値が必要なので表示できても不思議じゃありません。
これを見た時には「プラグで電圧や消費電力が確認できるならチョー便利!」と歓喜したのですが、残念ながらリアルタイムではなく約10秒毎に更新しているようです。
消費電力量はグラフで見る事もできます(がデータ出力はできません)。
シーンはSwitchBotシリーズでの連携です。
・温湿度をトリガーにON/OFF
・ドアが開いたらON/OFF
のように対応機器を追加する事で様々な連携を可能にします(もう少し対応機器を揃えたら色々と試して投稿するつもりです)。
前後しますが、ここからは本体のご紹介です。
グリーンハウスパッケージですね。
2020年10月に発売され、投稿時点では日本でしか販売してないようですのでグリーンハウスパッケージしかないかもしれません。
通信は以下の規格に対応しています。
・Wi-Fi(2.4GHz) IEEE802.11b/g/n
内容物は本体・説明書です。
サイズは76mm×38mmの長方形で角を丸めたデザインです。
コンセントは左右非対称でも使用できる形状、右の丸い部分がプッシュボタンです。
質量は63.8g(実測値)です。
奥行は46.6mmでやや傾斜のあるデザインです。
技適(日本):210-118268
ん?・・・調べてみたのですがこの認証番号は
年月日:2018年05月29日
型式名:NX-SP203・NX-SM300
で認証を受けているものです。
この会社は2011年設立されたスマートホーム機器の製造販売会社ですが、認証された型式が何なのかというと・・・
NX-SP203
NX-SM300
つまり、SwitchBot プラグはNX-SM300がベースのようです。
チップとかモジュールならともかく、製品として取得した技適の認証を他の製品に使えるとは知りませんでした。
探してみるとこんな技適の認証がありました。
認 証:210-162773
年月日:2021年07月01日
企業名:Shenzhen nanxin technology co., Ltd
型式名:NX-SP203・NX-SM300・SJ141・SJ142・SJ143・SP11・SP26・SP90・SP91
なお、両者には対応電圧に差があるので全く同じものではないかもしれません。
SwitchBot プラグ:100~220V
NX-SM300 :100~125V
ちなみにNX-SM300によく似た製品はあちこちで見かけます。
型式の前後に文字を足したり外見が全く同じなのに違うブランド名だったりしますが、たぶん技適の認証番号は同じです。
SwitchBot プラグがNX-SM300そのままなのか弄ったのかはわかりませんが、ブランドイメージを考えるのであればSwitchBot プラグで技適の認証を受けた方が良かった気がします。
とはいえ、製造委託も中国生産も珍しくないですし、これがNX-SM300そのままだったとしてもそこはマイナス要素になりません。
スマートホームは機器間の連携がなければ実現できず、異なるメーカーの機器間の連携はAmazon alexa や Google home による限定的なものです。
であれば、同じメーカーで対応機器が拡充する方がスマートホームの実現に近づきます。
使えそうな機器を自社製品として取り込んで連携可能にする・・・自社開発に拘る旧来の日本的な考えでは時間を金で買うようで忌避されがちですが、消費者にとっては品質さえ担保してくれれば早い方がありがたいです。
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