型式:MSS110
測定:無
単体:スマホでの接続機器ON/OFF・Wi-Fi経由での遠隔操作・スケジュール動作等
(Amazon alexa / Google home / Apple Homekit 等の音声操作にも対応)
連携:センサーとの連動等 ※別途対応機器が必要
Chengdu Meross Technology Co. Ltd(成都觅瑞科技有限公司(中国))の製品です。
SwitchBot と同じで設立は2016年、スマートホーム市場を制覇すべく設立されたスタートアップ企業の生き残りで、日本では SwitchBot に知名度では劣るものの製品ラインナップでは劣っていません。
・プラグ(多口・屋外用も有)
・センサー
・ライト
・スイッチ
・加湿器
・空気清浄機
・赤外線リモコン
・ガレージ開閉
等々・・・
MSS110はシンプルな1口のプラグで、電気製品とコンセントの間に取付けてWi-Fi経由でON/OFFを可能にします。
スペックは以下の通りです。
・範囲:100~125V / 15A以下 / 1,875W以下
・環境:0~40℃ / 10~90%(結露してない事)
但し、一般家庭の100V用コンセントは1,500W以下でしか使えません。
1,500W以上で使うとMSS110が対応できてもコンセントや配線が溶けて最悪火災になるので注意が必要です。
スマートプラグ購入の際に見るべきポイントの一つはプラグの形状です。
他社製のプラグには左右非対称の製品がありますが、この製品は
左右対称なので日本のどんなコンセントでも使える
左右非対称の穴でどんな電気機器でも使える
ようになっています。
デバイスのセットアップは アプリから行います。
接続するデバイスを選択します。
ほぼ完了・・・日本語に少し違和感があります。
登録が完了するとこんな感じで一覧表示されます。
シーンは複数の機器をグループ化して動作させることができます。
ルーチンはスケジュール・タイマー動作です。
プロモーションは投稿時点でまだ機能していません。
アカウントからは連携できるアプリが一覧で確認できます。
Amazon alexa や Google home はほとんどのプラグが対応していますが、 Line Clova ・ Apple Homekit ・ Smart Things 等のプラットホームにも対応しています。
日本語が怪しい部分が散見されますが、機能面では他社製品に劣らず基本的な動作は一通りできるようです。
前後しますが、ここからは本体のご紹介です。
パッケージは US / JP で共用のようです。
Designed in California.Made in China
Supervisor:MRTECH USA Limited
Manufacture:Chengdu Meross Technology Co. Ltd
設計がアメリカで製造は中国とあります。
このMRTECH USA Limitedは詳細がよくわかりませんでしたが、会社名から察するにMerossがアメリカで設計したと表記する為に作った会社かもしれません。
何やら見慣れない表示があります。
Intertek Group PLC というイギリスに本社のある認証や試験請負の会社ですね。
MSS110HK(JP)とあるので分類上は香港?
Ver7.0はハードウェアのバージョンのようです。
フタの内側に Apple Homekit 用ヘルプへのリンクらしきQRコードがあります。
サイズは2.7×1.5×1.5 in(68.6×38mm)で丸みを帯びたデザインです。
質量は66g(実測値)です。
奥行は38mmで、側面の押しボタンでON/OFFも可能です。
長方形ではなくやや斜めに傾斜したデザインです。
通信は以下の規格に対応しています。
・Wi-Fi(2.4GHz) IEEE802.11b/g/n
技適(日本):210-134318
2019年11月14日に自社名で認証を受けています。
輸入者は 豊商株式会社 となっています。
同名の会社は存在しますが業種が全く異なり、この会社なのか確認が取れなかったのでここでは紹介しません。
そういえば、この製品は壁コンセント設置時の天面に表示があります。
デザイン的には天面の表示を避ける製品がほとんどですが、抜かないと見えないのは不便な場合もあるので個人的には良いと思います(プラグ面に表記するのはマジ止めてほしい)。
ちなみに底面側には Apple Homekit 用のQRコードがあります。
アプリの日本語化が微妙、弄っている最中に時々接続できない事があったりと大雑把な印象を受けますが、基本はしっかりと押さえてあるようです。
又、Apple Homekit にも対応する等、他社プラットフォームへの対応が積極的というのは大きなメリットだと思います。
日本対応製品が増えるのを期待します。
ちなみに、今回はAmazonで Meross認定ショップ を名乗る Chengdu Milesi Technology Co.,Ltd. という販売業者から購入しましたが、2019年に設立されており Meross と同じ成都市(Chengdu)に存在しているので関連会社かもしれません。
あと、Meross公式オンラインストア という表記のHPを見つけました。
「公式HP」がその会社自身のHPを指すように、一般的に「公式」とはその会社自身が運営していると認識されます。
アドレスも https://meross.jp となっているのでMerossが運営しているように見えますが、実際は2020年に設立された 株式会社スタイルニック という代理店によるものです(自らMeross公式代理店と記載しています)。
このHPは AnyMind Group株式会社 というブランディングの会社の関与によるもののようですが、誤認させるような「公式」を多用するブランディングには胡散臭さしか感じないのは時代遅れのおじさんの感性故ですかね。
Merossが日本法人を設立してヤマダ電機と提携するだけでも知名度でSwitchBotを追い越せる気がします(ヤマダ電機は住宅関連会社を傘下に持ち、シナジーを模索しているので後付けスマートホーム機器は欲しがるはず)。
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